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今日のテーマは“膝に水が溜まる”です。

「膝に水が溜まったから病院で抜いてもらった」
「膝から水を抜くと癖になる」
「余計に溜まっちゃうからあんまり抜かないほうがいい」等々…

あなたも一度は耳にしたことがあるフレーズなんじゃないでしょうか。

それくらい、「膝に水が溜まる」ってよくあることです。

でも、

なんで溜まるの?
どこに溜まるの?

ということについては案外ご存知ない方も多いと思います。

それに、何より気になるのは、実際のところ
膝の水は抜いた方が良いのか?抜かない方が良いのか?ということ。

今日は、膝に水が溜まるという現象と正しい対処法について東かがわ市のアイリス整体院が詳しくお話ししていこうと思います。

膝に水が溜まる きっかけとその症状は?

膝の水

膝に水が溜まるようになる…そのきっかけは様々です。

転んだり捻ったり、たくさん歩きすぎたり、動きすぎたり、いろんなことで膝に水が溜まり始めます。

ただ単に歩いただけで痛みが出て水が溜まる方もいらっしゃいますし、特には思い当たる原因がないのに水が溜まってきた…という方も中にはいらっしゃいます。

転んだり捻ったりなどして関節内部の組織を壊してしまうようなことがあれば、水だけでなく血が混ざったりすることもあります。

膝に水が溜まった時の症状としては、膝のお皿まわり全体の痛みや重さ、水が溜まったことによる曲げにくさを感じる方が多いです。
ものすごく痛くて辛いって方も中にはいらっしゃいますが、大体の方は重だるさ・痛だるさを感じるようです。

なぜ、膝に水が溜まるのか? 原因は?

先ほどは、ちょっとしたことがきっかけとなり膝に水が溜まってしまうと言う事をお話ししました。

では、そもそも膝に溜まる水って何なのでしょう

まずお伝えしたいのですが、赤ちゃんからお年寄りまで、すべての方の膝には水が入っています。
正確には、すべての方のすべての関節に水が入っているのです。

この水は、正式には関節液と呼ばれるものです。

関節というのは骨と骨が連結する部分ですので、必ず2つ以上の骨が合わさってできています。膝の関節なら太ももの骨とすねの骨、それから膝のお皿でできていますよね。
人の体には全部で約70個もの関節があり、関節を動かすことで動作が可能になります。
歩いたり、しゃがんだり、ものをつかんだりといった私たちのすべての動作は、関節が動かないとできないのです。

身体を動かすたびに骨どうしが直接触れあうようでは、お互いが削りあってすぐに骨が磨り減ってしまいます。 それを防ぐため、関節内の骨の表面は、つるつるした軟骨で覆われています。鳥の手羽元なんかを見てもらえるとよく分かるのですが、骨の端っこの部分はつるつるしていますよね?人間の関節部分の骨もあんな感じでつるつるしているんです。
そして、この軟骨どうしを滑らかに動かすために、関節内は常に少量の関節液で満たされているのです。

関節液の量は、膝だと大体、数㏄くらいあるといわれていますが、供給されると同時に吸収されているので、関節内は常に新しい関節液で満たされています。
しかし、なにかのきっかけでこの供給量と吸収量のバランスが崩れたときに、“関節に水が溜まる”という現象が起こります。
このきっかけとなるのが、先ほどもお話しした通り、転んだり捻ったり・歩きすぎたりなどのアクシデントなのです。
このようなアクシデントは軟骨面にとってピンチですから、たくさん関節液を出して軟骨面を保護しようとします。この時、関節液の吸収が追いつかなくなると、いつもより関節内の関節液が多くなって“水が溜まる”という状態になるのです。

要するに、関節に負担がかかり過ぎてしまった時に、軟骨を守ろうとして関節に水が溜まるのです。ですから、膝じゃなくて肘でも肩でも、関節であればどこでも水が溜まる可能性はあるんです。
でも、「膝の水を抜いた」はよく聞くけど、「肘の水を抜いた」はあんまり聞かないですよね。
膝の水がメジャーなのは、関節自体が大きいのと、常に体重が乗っかっているので負担がかかりやすいということなのだと思います。

どこに溜まる?

さて、ここで一度関節の構造に話を戻します。
水が溜まるということは、関節にほぼ水を通さないような組織で覆われたスペースがあるということを意味します。
水を通してしまう組織であれば、どれだけ関節液が供給されてもしみ出してしまうでしょうし、そもそもそういった組織がないのなら、関節液は溜まることなく流れていってしまうでしょう。
関節を覆うほぼ水を通さない組織、それは関節包と呼ばれるものです。

関節包は柔軟性のある袋状の組織で、関節を外界から保護するために、関節全体をすっぽりと包んでいます。

膝の関節包も膝全体、すねの骨の上の部分から膝のお皿の少し上あたりまでを覆っていますが、膝のお皿自体は覆われておらず、関節包の上に乗っかるような形になっています。

膝に水が溜まると言う事は、関節包の中が水でパンパンになると言う事ですから、お皿のちょっと上あたりもプヨプヨしてきますし、お皿もぷくっと持ち上がってきます。

膝から水を抜く時は、大抵このお皿の上あたりに針が刺さると思います。
関節包は一つの袋なので、一か所に針を刺せば全体の水を抜くことができるんです。

水を抜くと余計に溜まるのか?

「水を抜くと余計に溜まる??」

この質問、よく聞かれますし、皆さんも一番知りたい事だと思います。

結論から言いますと、膝の水を抜いたからって余計に溜まるということはないです。

たぶん、水を抜いてもまたすぐ溜まってくるからそういう話になるのだと思いますが、
膝にトラブルがあるから水が溜まるのであって、抜いたから溜まるのではないということです。

先ほどもお話ししましたが、関節に負担がかかって軟骨面がピンチになると、軟骨面を守るために関節液が大量に分泌され、関節包が関節液でパンパンになります。
そうすると、関節包内の内圧が上がったことで痛みが出ますし、重だるさや動かしにくさといった症状も出てきます。

魚肉ソーセージを思い浮かべてもらうとわかりやすいのですが、ビニールに包まれた魚肉ソーセージって固くて曲がりにくいですよね?でも、仮にビニールだけで中身が空っぽなら簡単に曲がります。

膝の場合もこれと同じで、関節包が水でパンパンの状態だと当然曲がりにくい訳です。で、無理に曲げようとすると痛い。

だから、病院では痛みや動きにくさを改善するために、膝の水を抜いて関節包内の内圧を下げることを行うのです。

水を抜くだけでも、しばらくは随分楽になると思います。
でも、膝に水が溜まることになったそもそものきっかけについては放置されていますので、またすぐに水が溜まってきます。
水を抜いただけでは、トラブルは何も解決していないんですね。

結局、水を抜くという行為自体がいいとか悪いとかじゃなく、なんで水が溜まってしまったのかにきちんと注目して、そこを解決しないとまたすぐ溜まってきちゃうよということです。

水が溜まったらどうしたらいいのか?

では、膝に水が溜まったらどうしたらいいのでしょうか。

そもそも膝に水が溜まるのは、膝関節にトラブルが起こっているからです。
ですから、膝に水が溜まったからといって水を抜くだけでは不十分。
トラブルを根本的に除去しないといけません。

で、そのトラブルが一時的なもの、転んだり捻ったり、歩きすぎたりといったことであれば、しばらく無理をしなければ徐々に水は引いていきます。

でも、特に思い当たることがないのにずっと膝が痛くて水が溜まっている、もしくは膝に変形があって水が溜まっているということなると話は変わってきます。

変形性の膝関節症も含め、ずっと膝が痛かったり、ずっと膝に水が溜まっているという場合、膝が上手に使えていないことが痛みの原因となっている可能性があります。
そして、膝が上手に使えていないのは、骨盤に問題があるせいかもしれないのです。

骨盤と足をつなぎ、膝の動きを司っている筋肉はたくさんあります。太ももの前も後ろも、内側も外側もそういった筋肉で覆われており、それらは骨盤から出て膝をまたぎ、すねの骨にくっついています。

骨盤から出ている筋肉が膝を動かしているのですから、骨盤が変な向きに傾いていたり、動きが悪くなっていたりすると、当然膝の動きにも影響が出てしまいます。

内側が良く動いているのに外側が動いていないとか、またはその逆とか、とにかく骨盤が正常に動いてくれないと膝の関節もうまく動かず、軟骨面にかかる負担が分散できずに一点に集中してしまう…といったことが起こります。

軟骨に負担がかかり続ければ当然水は溜まり続けますし、たとえ水を抜いてもすぐまた溜まってしまいます。
そして、そんな状態を放置していると、いずれ軟骨はすり減ってしまいますし、徐々に関節自体の変形を招いてしまうことになります。

また、膝の痛みを訴える方に特徴的なのは、お尻の筋力低下です。
お尻の筋力低下以外にも、太ももの内側や・太ももの後ろ側に硬さや張り感のある方がとても多いです。
痛みが軽い場合でしたら、ご自分でできるケアとして、お尻周りの筋肉や太ももの内側・後ろ側を少しストレッチしてあげるのもよいと思います。

ここまで膝の水についていろいろお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

「膝に水が溜まってしまったらどうしたらいいか?」

その答えは、膝の軟骨面にかかる負担を減らしてあげることです。
そのためには、骨盤を正しい位置に戻したり、筋肉の動きを整えてあげる施術をしていく必要があるのです。

1回水を抜いただけですっかり良くなった、関節の動きが正常になったという方も中にはいらっしゃいますし、それはそれでよいことだと思います。

でも、水を抜いただけではよくならない、注射を打ってもヒアルロン酸を打ってもよくならないという方は、ぜひ一度骨盤や全身のバランスから膝をみることのできるところで施術を受けていただきたいと思います。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

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