東かがわ市の整体は「アイリス整体院(接骨院・鍼灸院併設)」へ

脊柱管狭窄症のお悩みは、本当に耐え難くつらいものですよね。

「とにかく早く痛みを取り除いてほしい!」と言われる患者さんもたくさんいらっしゃいますが、残念ながら脊柱管狭窄症の症状を改善していくには少し時間がかかってしまいます。

ここでは、【脊柱管狭窄症の原因とよくなるまで時間のかかる理由】について、東かがわ市のアイリス整体院が解説していきます。

脊柱管狭窄症がよくなるまで時間のかかる理由

脊柱管狭窄症がよくなるまで時間のかかる理由はたくさんあるのですが、大きく2つの理由に分けてお話していきます。

理由その① そもそも原因がよく分からない

本人も治療家も、なぜ脊柱管が狭くなるのか、本当のところはわかっていないことが多いんです。

もちろん、骨の変形だったり、椎間板の変形だったり、

脊柱管内の靭帯が肥厚していたり、分離すべり症があったりという

目に見える「原因」についてはレントゲンやMRIなどで分かります。

でもここでいう原因とは、そういった目に見えるものではなく、そもそもなぜ骨が変形したのか、なぜ靱帯が肥厚したのかといった、「そもそも“なぜ”こうなったのか?」という根本的な変化の原因の事なんです。

これが突き止められないと施術の計画が立てられないですし、そもそも治療の方向性すら分からないですよね。

治療の方向性が分からないとなると、できることは対症療法に限られます。出てきた症状を、モグラたたきみたいにとりあえずたたくことしかできません。

根本解決するには、モグラたたきマシーン(?)の電源を切ったらいいんですけど、切り方が分からないから延々たたき続けるっていう状態です。

 

理由その② 患者さん自身が待てない

実は、脊柱管狭窄症は、症状が出てくるまでに短くても5年以上はかかっていると考えられます。

本人の生活スタイルや、動きの中の問題点が少―しずつ蓄積して、ほんとにちょっとずつ、まるで天井から滴るしずくが鍾乳石を作るみたいにじわじわと、脊柱管内部が狭くなってくるんです。

他のケガ、例えば捻挫とか骨折のように外力が加わったものだったり、

ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのように、ある日突然狭窄症になることはまずあり得ないです。

正確に言えば、ギックリ腰や椎間板ヘルニアだって動きの問題が関係しています。

でも、脊柱管狭窄症は、その根本的な問題の部分が何度も何度も繰り返されて、相当な時間をかけて変性した問題点の結晶です。熟成に熟成を重ねた秘伝のたれのようなものです。

で、その超熟成させた脊柱管狭窄症から身体を回復させようと思ったら、原因となっている部分を変化させていく必要があります。そして、その変化を作るには長い時間がかかるので、治すのにも当然かなりの時間がかかります。なんせ長年にわたる問題点の結晶を少しずつ少しずつ溶かしていくわけですから。

でも、患者さんからしてみれば、頑張ってもすぐに結果が出るわけじゃないので、本当にゴールに向かっているのか、もしかして脇道にそれてしまったんじゃないかとすごく不安になってしまうんです。

そうなると、一時的にでも痛みが紛れる方へ流れてしまい、湿布をしてみたり、病院や整骨院で腰を牽引してもらったり、バキバキする矯正やその場しのぎのマッサージを受けるなど、対症療法に走ってしまいます。

これでは原因にアプローチできていませんので、残念ながらゴールには一向に近づいていかないというわけです。

 

問題点が溜まり、いつかあふれる

脊柱管狭窄症が発症するまでには、ものすごく長い時間がかかっているというお話をしました。

ちょっとした問題が何度も何度も繰り返され、長い長い時間をかけて脊柱管内の変性を作ってしまうと。

ここで、脊柱管狭窄症の発症をボートでイメージしてみましょう。

湖にボートが一隻浮かんでいます。

このボート、実は底の部分にとても小さな穴が開いているんです。

でも、本当に小さな穴だから、どこに穴があるのかあなたには全然分かりません。

ボートを漕いでいると、底に開いた穴からちょっとずつ水が浸みだしてきます。

このボートに浸み出してくる水は、日常生活のちょっとした問題点と考えて下さい。

あなたは水が溜まってきていることには気づいているのですが、ボートを漕がなくちゃいけないから水をくみ出すことができません。

そうやってちょっとずつですが段々と水が溜まっていき、ある時とうとうボートは沈んでしまいます。

この、ボートが沈んだ瞬間から痛みやしびれなどの症状が出てきます。

ボートに乗り込んでから沈んでしまうまでに5年以上の年月がかかっています。

 

脊柱管狭窄症:治療に入る、その前に

脊柱管狭窄症をボートと水という例で考えた時、治療はボートから水をくみ出す行為にあたります。でも、治療で水をくみ出しても、底の穴からは水が浸みだし続けます。くみ出してもくみ出しても追いつかない…では、どうするか?

そう、まずは穴を塞ぐことなんです。

症状の根本原因が何なのかを突き止め、どうやって取り除いていくかを一緒に考える。

これこそが治療の最も重要なポイントです。

これをやらないでくみ出すことばかり熱心にやっていても、効率が悪いし絶対追いつきません。

以前にもお話ししましたが、なぜ症状が出ているかが分からないと、できることは対症療法しかありません。

これは、痛みだったり痺れだったり、言わば溜まった水の部分だけを見ている状態です。

そもそもどこから水が浸みだしてくるのか、大本である穴を見ないことには、なかなか解決に至りません。

 

ボートの穴を見つけましょう

繰り返しますが、脊柱管狭窄症の原因はちょっとした問題の蓄積の結果です。

ただ、この“ちょっとした問題”っていうのが曲者で、たぶんやっている本人は体に悪いとは思っていないはずです。たばことか長時間のパソコンとか、一般的に体に悪そうなことであれば、もちろん本人にもわかると思うんです。でも、脊柱管狭窄症の原因になるような問題はそういう“いかにも”なことではなく、たいていは「長年当たり前にやってきたこと」だったり、「本当にささいなこと」だったり、下手すると「体に良いと思ってわざわざやってきたこと」だったりもするのです。ですから、ご自分で考えてもなかなか答えにはたどり着けないと思います。

症状の根本原因が何なのかを突き止めるのは、治療家である私たちの仕事です。

当院ではまず、生活環境や仕事、趣味・スポーツ歴・病歴・過去のケガなど、その人を形作っている“背景”を把握することから始めます。その上で、日常生活の中でここが問題だから、これをやめていきましょうという指導から治療がスタートします。非常にシンプルですが、これこそが一番の近道なんです。

まずは、あなたのボートの穴がどこにあるのか見つけましょう。そして、私たちと一緒に改善への第一歩を踏み出しましょう!

 

脊柱管狭窄症:効果を出すための治療の順番

治療に入る前に日常生活の中にある問題点を突き止め、それを変えていかないとなかなか改善に至らないという話をしました。ボートの穴を塞いだ、その後のお話をしていきます。

 

正しい治療の順番

治療には然るべき順番があります。

まずは、ボートの穴を見つけ、しっかり塞ぐこと。

それから、ボートの中に溜まった水をかき出す作業に入ります。

溜まった水をかき出す…具体的には、治療によって正しく歩ける身体に持っていくということです。

ボートの中に水が溜まったままだと漕いでも進みませんし、常に転覆の危険性があります。

これは、ボートとしての本来の状態ではありませんよね。

ですから、溜まった水をかき出すことで、オールで漕いだら進むという本来の状態に戻してやるわけです。

そして、どんどんオールを漕いで進んでいくうちに、オールや船底にくっついていた藻やらフジツボやら、いろんなものが剥がれてきます。そうやって、ちょっとずつボート本来の機能や形を取り戻していくのです。

人の体も同じことで、治療によって動ける状態に戻したら、どんどん使っていくことが大切です。

全身のバランスや関節の状態を整え、正しい歩行を繰り返していくことで、少しずつ錆びついた身体の機能が回復し、それに伴って脊柱管の中の状態も変化していきます。

この段階まできたら、治療しては歩き、歩いては治療する…という過程を何度も繰り返します。

こうやって段階を踏んでいかないと、身体はなかなか変化を起こしてくれないのです。

 

患者さんも先生も迷子になっている

ちゃんと治そう、きちんと段階を踏んでいこうと思ったら、どうしても期間がかかってしまいます。

1回や2回の治療ではとても無理。変化が出るまで、少なくとも何か月という時間が必要です。

でも、その何か月という時間に患者さんが耐えられず、頑張れなくなったり…

治療家自身が耐えられなくなって、痛みやしびれの方ばかりに目が向いてしまったり…

その結果、どうしても脱線した方に進んでしまい、ゴールが見えなくなるのです。

患者さんにしてみれば、なかなか変化が起きてこないのでそれはそれは不安です。

霧の中をさまよっているような感じだと思います。

ほんとは治療する側が「ゴールはあっちですよ」と治療の方向性を指し示して、患者さんをナビゲートできればいいのだけれど、実際は患者さんは迷っているし、ナビゲートする側も迷っている。僕は、これこそが脊柱管狭窄症がなかなか良くならない一番の理由だと思っています。

 

“一回で治す”の危険性

繰り返しになりますが、長い時間をかけて出てきた症状は、治療期間も長くかかります。

ここまで見てきた脊柱管狭窄症という病気の成り立ちからも、一回の治療でどうこうなるものではないということはお分かりいただけたかと思います。

反対に、これだけ時間をかけて変化したものを一発で良くするというやり方は、身体に壊すような外力を加える可能性が非常に高いです。

それで一瞬良くなったような気がしたとしても、長い目で見て本当に治ったといえるのかは甚だ疑問ですし、実際に重篤な障害が残るなどしたケースも見聞きするところです。。

巷には「一回で驚きの効果が!」「一回で治る!」などと謳っている治療院がたくさん存在しています。でも、皆さんには今日のブログの内容を踏まえた上で、信頼できるところを選んでいただきたいと思います。

 

もし脊柱管狭窄症で悩んでいる方がいましたら、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

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